悪質な違法業者
回収した不用品を人目のつかない場所へ、不法投棄してしまう業者は少なくありません。
せっかく色々な気持ちを持って遺品の整理を依頼したはずが、その行き先が不法投棄であったとすれば非常に悲しいことです。
不法投棄の事実が発覚して逮捕などの処分を受けても、ほとぼりが冷めた頃に違う社名で同じ仕事を始め、何事も無かったかのように、また不法投棄を繰り返すという極めて悪質な業者も中には存在します。
死亡者が年々増加する中、故人が残したモノを処分する遺品整理業者が増えています。
遺品整理業者には許認可が必要なく、個人でも簡単に参入できるため、全国で3万社はあると言われています。
かつては、遺族らが形見分けをしながら、遺品の整理や処分を行なっていました。
しかし、少子化や核家族化によって、高齢者の単身世帯が増加する中、清掃業、リサイクル業、建築業、廃棄物処理業、葬儀業など、さまざまな業種からの参入が相次いでいます。
遺品整理業者とのトラブル
それに伴い、業者とのトラブルも年々増加しています。
遺品整理業者とのトラブルは大きく3つあります。
- 高額請求
悪質業者は、見積もり段階では安い金額で客を取り、作業が終わった後、追加料金が発生したと言って高額請求をしてきます。 - 窃盗
故人の趣味の道具や貴重品など、売れば値が付くような品であるにもかかわらず、利用者の無知に付け込み、処分代を取った上に、リサイクルショップなどに売って利益を得ます。
また、作業中に出てきた現金や貴重品などの窃盗は、遺族が気付かないため、犯罪が表面化しにくいのです。 - 不法投棄
不法投棄が発覚した場合、その処理は遺品整理業者が行うことになりますが、業者が処分をキチンと行わなかった場合は、利用者にも排出責任がありますので、再び費用を払って処理する必要が生じる恐れがあるのです。
遺品の不法投棄をした際の罰則
実際に不法投棄を行った際には、罰則が与えられます。
例えば、個人でいらなくなったものを不法投棄した場合は、懲役5年以下、または1,000万円以下の罰金が発生するのです。
さらに処分許可を取っていない業者が不法投棄を行った場合も、同じ懲役と金額の罰を与えられます。
ただし、処分許可を取っていない業者に、個人が依頼をした場合も、依頼主側が事情聴取を受けることも、罰則を受ける可能性もありますので注意が必要です。
一般廃棄物回収の許可がない業者による不法投棄
家庭内にある遺品の数々は、「可燃ごみ」「粗大ごみ」「有害ごみ」などの一般廃棄物がほとんどです。
そして一般廃棄物を業者が回収する場合、業者は「一般廃棄物の回収に関する許可」を取る必要があります。
しかし、遺品を回収する業者の中には悪徳業者も多く、許可を持っていないことが多いのです。
さらに、一般廃棄物の回収許可を持っていると偽り、遺品整理をして高額の請求を要求する業者もいます。
そんな悪徳業者は「一般廃棄物の回収に関する許可」を持っていませんので、遺品を回収した後はそのまま不法投棄をしてしまう、という流れになってしまうのです。
これは、環境省のホームページです。
環境省_廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないで…を見てみると、「無許可の回収業者を利用してはいけない」という注意喚起のリーフレットが出てきます。
社会的大問題になっているのがわかります。
無許可業者による不法投棄や不適切処理が後を絶たない現状
「遺品整理」というキーワードで、インターネット検索をして上位に来るサイトのほぼ9割以上は、家庭系一般廃棄物処分の許可業者ではありません。
キレイでカッコいいホームページですが、古物商や産業廃棄物の許可、もしくは、許可についての記載がない業者ばかりてす。
遺品整理は、ゴミの片付けではありませんが、最終的な行き先は同じ場所です。
本来であれば、家庭系一般廃棄物処理の許可がないのに新規参入はできないのです。
インターネットで広告を出している遺品整理業者は、ほぼ全て新規参入組です。
一番重要な捨てる許可がないため、処分費用が高額になるため、高額請求せざるを得ないはずです。
古物商や産業廃棄物収集運搬業の許可では、違法になるため家庭のゴミは処分できないからです。
インターネットで検索して、上位表示された9社の会社案内を見てみると、「一般廃棄物処理の許可を取得」している業者は1社、「許可を取得している企業と提携」していると謳っている業者が1社、多くの業者は無許可営業ということです。
もし、価格の安さを謳っているのであれば、それは残念ながら不法投棄の可能性が高いのです。
インターネットで見つけた遺品整理業者に「家庭系一般廃棄物の許可をお持ちですか?」
…と、聞いてみてはいかがでしょうか?
最近は、提携している会社があると嘘をつくようです。
提携している会社名を確認して、そこにお問い合わせをするのが、悪質業者を見極める一番の近道です。
ちなみに、エアコンの撤去作業は、電気工事業の許可が必要です。
なお、サイトが算出した費用の相場は、このようなモノでした。
良い遺品整理業者とは
- 家庭系一般廃棄物処理の許可…を持っていることが1番!
- 訪問無料見積
良心的な業者は、電話口で契約してしまうのではなく、部屋を見に来て、しっかりと見積をしてくれます。
ほとんどの遺品整理業者は、無料で訪問出張見積もりを行っているため、事前に部屋を見てもらってから遺品整理を依頼するかどうかを決めましょう。 - 見積書の料金・内容を明示
訪問出張見積もりの際に、どの作業にいくらかかるのかをしっかりと明記した見積書を提示してくれる業者は信用できます。
少しでも気になるポイントがあれば、躊躇せず質問し、特に料金の疑問に関しては、納得のいくまできちんと説明してくれる遺品整理業者に依頼をしましょう。 - 実績が豊富
新規参入が多く、遺品整理の作業自体になれていない会社も多い中、しっかりとお客様への訪問をして、作業実績がある会社は信用できます。
ホームページに作業実績や年間・月間の作業件数が記載されている場合が多いので、確認してから依頼するようにしましょう。 - サービス内容が豊富
遺品整理は、お客様から多岐に渡る要望があり、様々な作業が必要です。
遺品の仕分けのみならず、買取や特殊清掃、ハウスクリーニングに加え、引越し作業など、遺品整理に付随するサービスが豊富な会社は、様々な遺品整理の状況に対応してきた実績が多く、安心して任せられます。
逆に、サービス内容が少ない会社は、実績が少ないともいえるため、依頼する作業であるかに関わらず、色んなことができる業者を選ぶ方が、より経験値の高い業者に任せるということに繋がります。
エンディングスマートは、このすべてに該当するプロフェッショナルのパートナーです。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
会社案内
称 号 | 株式会社 ヤギジョー ライフサポート事業部 |
所在地 | 愛知県一宮市木曽川町外割田字天王西167番地 |
電 話 F A X |
0586-86-9055 0586-48-5468 |
設 立 | 平成10年2月 有限会社八木丈運輸倉庫創立 平成20年4月 株式会社ヤギジョーに称号変更 令和3年11月 ライフサポート事業部開業 |
資本金 | 1,000万円 |
代表者 | 八木丈之 |
運 営 責任者 |
桜庭孝蔵 |